Hello! ショーンです✨
生徒さんが作る英文を見ていると、
「語順」がかな~り自由なことがあります。
結構好きな所に、好きな単語を置いちゃうことがあるんですね。
それで生徒さんに、「この語順じゃちょっとマズイかなぁ…」と伝えると、

何がダメなの???
なんて雰囲気で、いまいちピンときていない印象です。
この感覚、日本語では大丈夫なんですが
英語になると大問題なんです。
日本語の語順は「ゆるゆる」
日本語は、語順に関してはとても寛容です。
もちろん、標準的な並べ方はありますが
好きに変えちゃっても問題なく伝わることが多いです。
たとえば、次の文章を見てみましょう。
私は本を1冊買いました。
これが標準的な形ですね。
ここから、適当に語順を変えてみましょう。
1冊買いました本を私は。
ちょっと読みにくいですけど、意味は同じです。
さらに、こんな風にも変えてみましょう。
買いました私は本を1冊。
これでもやっぱり、「1冊本を買ったんだ」という事実は変わりませんね。
日本語は語順の自由度が高く、好きに配置できます。
だから日本語ネイティブの私たちは、語順のことをあまり意識していないんです。
英語の語順を自由に変えてみると…
今度は英語で試してみましょう。
例文はこちら。
I bought a book.
意味は日本語の例文と同じです。
これを、こんな風に変えてみると…
I book a bought.
これを日本語にすると、「私はboughtというものを1つ予約する」という意味になります。
全くの別物になってしまいました。
ではここから、さらに変えてみましょう。
Book bought a I.
こうすると、「本が私を買った」なんて意味になっちゃいます。
これは大問題ですねー💦
どうして英語では、こんなことになるんでしょうか?
英語の語順は「きっちり」
その理由は、英語は単語を配置する場所で使い方が決まるから。
bookという単語は、名詞として使えば「本」ですが
動詞として使えば「予約する」という意味になります。
I book a bought.
こうやって語順を変えたことで、bookが動詞の場所に置かれたので
動詞として使われるようになったんです。
そして、動詞buyの過去形だったboughtは、名詞を置くはずの場所に来て
名詞として扱われるようになってしまいました。
boughtに名詞としての使い方はないので、
「boughtって何のこと?何を予約するの?」なんてことになっちゃいます。
英語は語順がめちゃくちゃ大切!
この例を見てもらえれば、

さすがに好き放題に変えるのはマズイかも…
と思っていただけるんじゃないでしょうか?
英語は配置によって、単語の使い方が大きく変わるので
どこに置くかが非常に大切なんです。
「まあこの辺でいいか」と気軽に置くと
とんでもない意味になってしまったりします。
例文を真似して、自分で話したり作文したりする時には
語順はできるだけ維持しつつ、必要な部分だけ変えるのが確実ですよ👍
それでは、また次回👋