Hello! ショーンです✨
中学英語で、mustとhave toという2つの表現を習いましたよね。
人によっては、同じ意味だと聞いたかもしれません。
実際僕も、この2つは同じだと言われて
相互に書き換える練習をやった覚えがあります。
でも、本当に全く同じなら、片方だけでよくないですか?
同じものを2つも習う必要ないですよね。
なのにわざわざ習うのは、
この2つが違うニュアンスで使われるからなんです。
mustは「主観的な判断」
どちらも日本語にすれば、「~しなければならない」という意味ですが
ニュアンスはちょっと異なります。
mustのニュアンスは「主観的な判断。」
話し手が主観的に「~しなければならない」と判断しています。
たとえば、

I must quit drinking.
私はお酒をやめなければならない。
と言っている場合、
これはその人が自分で「お酒やめなくちゃ!」と判断して話していることになります。
have toは「客観的な必要性」
一方、have toのニュアンスは「客観的な必要性。」
第三者が必要だと判断した結果、「~しなければならない」という状況にあるということ。

I have to quit drinking.
私はお酒をやめなければならない。
のように、have toを使って言うと
たとえばお医者さんが「いい加減お酒やめなきゃヤバイよ」と判断して、
禁酒が必要な状況にある、というニュアンスになります。
またhave toは、それ以外に選択肢がないことも暗示します。
この場合には、もうお酒をやめるほかない!ということですね。
must have toなんて表現もある
この2つを組み合わせた、must have toなんて表現もあります。
これは、主観的な判断と、客観的な必要性をまじえた表現をするのに使います。

I must have to leave as soon as possible.
できるだけ早く出発しなければならない。
と言っている場合は
主観的な「早く出発しなきゃ!」という気持ちと
客観的な「早く出発しなければいけない状況にある」という判断の両方が入っているんです。
ただし、この使い方はまれなので
普段はmustかhave toのどちらかを使えばOKです。
mustとhave toを使い分けよう
2つのニュアンスの違い、掴めましたか?
日本語にすれば、どちらも「~しなければならない」ですが
mustは主観的、have toは客観的なんですね。
使い分けることで、自分の伝えたいニュアンスをもっと的確に表現できますよ😆
実践: 実際に使ってみよう
それでは、実際にこの2つを使い分けてみましょう!
問題1:
あなたは明日早起きして、仕事や勉強に取り組むことにしました。
「早起きして頑張るぞ!」という決意に満ちています。
I ○○ get up early!
明日は早起きしなきゃ!
○○に、mustかhave toのどちらか合うものを入れてみましょう。
問題2:
あなたは明日、朝から会議の予定があります。
間に合うように出勤するには、いつもより早起きする必要があります。
I ○○ get up early!
明日は早起きしなきゃ!
こちらも○○に、mustかhave toのどちらか合うものを入れてみましょう!
さて、正解は………
問題1の答え:
I must get up early!
こちらは、自分で「早起きするぞ!」と決めているので
主観的な判断ですね。
その場合はmustを使いましょう。
問題2の答え:
I have to get up early!
会議によって、早く起きなければならないという必要性に迫られています。
自分で決めたわけではないので、客観的な判断と言えますね。
その場合にはhave toが合いますよ。
Great job👍
それではまた次回👋