「外国に行かなきゃ英語は絶対上達できない!」生徒さんの言葉と根深いコンプレックス

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Hello! ショーンです✨

以前、とあるカリキュラムをお手伝いしていた時。
僕はオンラインで、無料体験レッスンを受け持っていました。

生徒さんに内容をご案内しつつ、
このカリキュラムは生徒さんに合っているか?生徒さんがやりたいことを叶えられるか?
といった事を見定めるお仕事です。

そんな時にもらった、とある生徒さんの言葉がとても印象に残っています。

「外国に行かなければ、英語は絶対に上達できない!」
と言うのです。

生徒さんの言葉の真意

他ならぬ僕が、ずっと日本で英語を学んで上達してきた人間です。
ですから、その生徒さんには

ショーン
ショーン

日本にいても英語は上達できますよ!

と伝えました。
しかしその生徒さんは、

生徒さん
生徒さん

いいや、日本にいちゃ絶対に英語は上達できない!

と頑なに主張します。

対面ではなく、オンラインでのやり取りでしたので
正直な気持ちを言いやすいのもあったのでしょう。

しかし思うのは、「じゃあなぜここにいるの?」ということ。

英語学習カリキュラムの、無料レッスンにわざわざやって来ている訳です。
英語に興味がなければ、そして上達したいと思っていなければ
そんな所には来ないですよね。

その生徒さんの真意は
「外国に行かなければ、英語は上達できない」ものであってほしい!ということだったと思います。

見えてくる根深いコンプレックス

よく考えてみれば、簡単に上達できる方法があるなら、その方が得です。

楽ですし、短期間でスキルを得られて
自分のできることが広がります。

難しい勉強を苦しみながら、長期間やるよりも
もっと簡単に上達できれば楽しいはずです。

でも、もし本当に英語が簡単だったら
今できていない自分はどうなるのか?

日本にいながら、英語が簡単に身につけられてしまったら……

それすらできない自分は劣っているのではないか?
能力がないのではないか?
人として価値が低いのではないか?

そうしたコンプレックスを持っていたとしたら
英語は簡単に身につけられますよ!なんて言葉は認められません。
それを認めてしまったら、英語ができない自分が劣った人間になってしまうから。

だから頑なに、
「外国に行かなければ英語は上達できない!」と主張したのでしょう。

そうすれば、日本にいる自分は英語ができなくても当然なんだ、仕方ないんだ、と
自分を慰めることができるからです。

自分と向き合おう

日本人の生徒さんは特に、英語にコンプレックスをお持ちの方が多いと思います。

たとえば学生時代に、英語で非常に苦労した。
外国人と話す機会があったけど、発音を笑われた。
ペラペラの人と比べて、自分は全然できないと感じた。

とても辛いですよね。恥ずかしい思いをして、苦しいですよね。
そんな時に理由をつけて、できなくても仕方ないんだと自分を慰めることは
人間の自然な心理ですし、誰にでもあることです。

でも、いつまでも自分を慰めているだけでは、上達はしていけません。
いつかは自分と向き合って、前に進まなければ
いつまでも「できない自分」のままです。

コンプレックスは力にもなる

コンプレックスは、苦しいものですが
同時に力にもなります。

以前に悔しい思いをしたから、次は絶対にうまくできるようになりたい!という気持ちで
レッスンに参加してくれる生徒さんもいらっしゃいます。

残念ながら、辛い経験や記憶を消すことはできません。
心理学的にも、考えないようにすればするほど、意識に上がって
思考が強化されてしまうんです。

ですから、コンプレックスを抱えた自分に優しくして、認めた上で
先に進んでいきましょう。

そういった経験をしたからこそ得られる「強さ」が、必ずあるんです。

少しずつ先に進もう

今回ご紹介した生徒さんは、コンプレックスを抱えつつ
それでも英語ができるようになりたい!と思っていたんでしょう。

だからこそ、わざわざ無料体験レッスンを受けてくれたはずです。

もし、これを読んでいるあなたが、英語にコンプレックスを抱えているのであれば
まずはそんな自分を許して、認めてあげましょう。

辛い経験をしたんですから、コンプレックスを持つのも自然なことです。
そして、無理のない範囲で、前に進んでいってほしいと思います。

いきなり本格的な学習に手をつけなくてもいいんです。

たとえば、本屋さんで英語学習の本を眺めてみるとか、
YouTubeで英語学習系の動画を観てみるとか。

そうすれば、自分に刺さるものがきっと見つかります。
そこから少しずつ、

生徒さん
生徒さん

英語っておもしろいかも?意外とできるかも?

と思えるようになってほしいですね!

それでは、また次回👋

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